SF-Day4

滞在4日目の朝。
いよいよサンフランシスコで迎える最後の朝がやってきた。
昨晩買っておいたスコーンで簡単に朝食を済ませ、早々にホテルを出発。
こちらの夏は乾燥し気温が低めなので、この日も快晴だったがスウェットに腕を通した。

CABLE CAR

ケーブルカーはサンフランシスコを語るのに欠かせない存在だ。
1873年、世界初のケーブルカーがサンフランシスコに誕生した。
木製のレトロな雰囲気の車両はとても可愛いらしく、美しい。

各国の大人がキャッキャとはしゃぎながら乗っている姿を見かけるたびに菩薩のような顔で眺めていた私( ◠‿◠ )
そんなわらわもいよいよコレに乗る日がやってきたぞ。
片道7ドルという強気の料金設定に渋って最終日まで乗らずに過ごしてしまった。

始発駅であるパウエル・ストリートの発着所に着くと朝9時にも関わらずすでにぐるりと長蛇の列が。その最後尾にわたしたちも加わります。

待っている間、やってきたケーブルカーを係員がターンテーブルに移動させ、人力で方向転換を行う作業が見られる。これは150年前から変わらない光景だそう。これを何度か見てるうちに私たちの番が回ってきた。

せっかくなのでと外側の一番先頭の座席に座る。
自撮棒は禁止・リュックは前に抱えて、などの簡単な指示のあと、いよいよケーブルカーが動き始めた。

ひんやりとした朝の空気を感じながらぐんぐんとパウエル・ストリートの急斜面を登っていく。なんだこれ最高に気持ちいいぞ。

起伏の激しい地形なので上りがあれば急斜面の下りだって当然のようにある。座面がツルツルでお尻が滑るので、結構スリリングだ。

坂の先に海が見えてくる

ビクトリア様式の住宅群の中を走りぬけ終点のベイ・ストリート駅に到着。降りた後は自由に記念撮影を楽しむことができるよ。

街の景観を楽しみながら急斜面を座って移動できるなら7ドル全然安いわ、と悟りを開く菩薩。よく考えたら札幌のタクシー初乗りもそれくらいじゃないの、もっと乗っておくべきだったな〜。

そしてなんとこのケーブルカー、大規模メンテナンスのため私たちがSFにやってくるほんの3日前まで運休していた模様。\(間一髪)/

Lombard Street

ケーブルカーを降りて少し歩くと超ド級の坂道が登場する。
もはや登山レベルの坂を上りきるとLombard Street[ロンバート・ストリート]に到着です。

傾斜28度(!!)の急斜面に8個ものヘアピンカーブがあり、世界で最も曲がりくねった坂道として有名な観光スポット。

このクネクネとした道は下り専用の車道になるので、この両脇にある歩道という名の階段を歩いて上ります。すでにひと登山終えているのでこの階段はだいぶ苦行です。この苦行に耐えられないという方はPowell&Hyde線のケーブルカーに乗ると坂の上で降車出来ます。

坂の上からはコイトタワーやベイブリッジを見下ろすことができます。う〜ん、爽快!!

この動画の5:24あたりで映っているのがロンバート・ストリート。
実際にこの坂を体感してから動画を見ると、ピストで軽々と上っていく2人のヤバさがヤバい(語彙力)。

Rapha San Francisco

ロンバート・ストリートを登りきると次は下り坂。
足が勝手に前に出てしまうほどの傾斜のため自然と小走りでRapha San Francisco[ラファ サンフランシスコ]へ。

なんだこの異常な安心感は。一気にホームに戻った気持ち。
なんというか、RaphaはどこにあってもRaphaだった 。

わたしたちが入店するとすぐにスタッフの男の子に呼びかけられた。
なんと偶然、初日にMASHで会話を交わしたGeorgesだった。
彼は日本に来た事があり、初めに会った時もBLUE LUGのTシャツを着ていた\(親近感)/
Georgesはめちゃめちゃ親切に対応してくれた上に、なんとラテまでサービスしてくれた。いいヤツすぎぃ。涙

ちなみにこちらではVERVE COFFEEの豆でサーブされていました。クセもなく飲みやすかった~。

無事サンフランシスコ店限定のアイテムも購入できて旦那様もホクホク。

Fishermans Wharf

お次はRaphaから歩いてFishermans Wharf[フィッシャーマンズ・ワーフ]へ。
「漁師の波止場」を意味するネーミング通り、新鮮なシーフードを提供するお店が立ち並ぶ。ド観光地なので飲食店とみやげ物屋しかない。

ここの名物はなんといってもクラムチャウダー
プレーンの食えよって感じですがトマトの酸味が感じられるCrab&Shrimpのクラムチャウダーをチョイス。巨大なサワーブレッドの器になみなみ注がれて出てきます。とっても美味しいのだけど、食べ慣れない酸味のあるパンが後半どんどんスープを吸いこんで、めっちゃ苦戦した。




フィッシャーマンズ・ワーフの西側にはサンフランシスコで生まれたチョコレートメーカー Ghiradelli[ギラデリ] の工場跡に建てられたショッピングモール、ギラデリスクエアがある。
ここで自分用にもキャラメルフィリング入りのチョコを買いました。海外チョコ特有のクドさがなくて美味しいのでお土産におすすめ。

SF LAST NIGHT

いよいよサンフランシスコでの最後の食事。
ホテルからも近いDEL POPOLOでPIZZA食べようぜっ!と足を運びましたがさすがの人気店。日曜の夜ということもあり大混雑で40分は待つとのこと。

決め打ちでやってきた私達は途方にくれ、急遽近場でディナーをとれそうな店を探すことに。

Cesario’s

Google先生によると同じブロックにイタリアンレストランがあるぞ。
しかもたった2件しかない日本人による口コミに『入ってすぐわかる良いお店感』とあるではないか。

うむ、ここしかない

早速向かうと制服の年配ウェイターさんが出迎えてくれた。溢れ出る老舗っぽさ。趣きのある店内。

入ってすぐわかった。これは良いお店。

FBから拝借

テーブル同士の間隔は「相席か?」と思うほど近いが、暗めな照明のおかげでさほど気にはならず。

オーダーを通してすぐにサービスのバゲットが運ばれてきた。そして盛り盛りチーズのLinguine Carbonara。

連日ファストフード頼りだったので久しぶりにしっかりと腹に溜まる食事だった。


グラスを傾けながらサンフランシスコでの4日間を振り返る。
行きたかったところの1/3もまわれなかったけど、サンフランシスコには近い将来必ずまた来るから残りはその時ね、と。

明日からはロサンゼルスへ移動します!