PUNCH NEEDLE

なんじゃそれ

年も明けるしなにか新しいことをしたいなとパンチニードルを始めました。
キョトンって感じですよね。ええ、わかります。
パンチニードル(ニードルパンチとも言う)とは
極太針に糸を通し、塗り絵のように面を埋めてステッチを施していくテクニックで立体感のあるモコモコの作品を作ることができます。
ここ数年は人気が高まり、最近では初心者向けキットが付属した冊子も販売されているのでもしかしたら知っている人もいるかも。

以前から興味はあったもののなかなか手を出せずにいたのですが、理由は専用の道具を揃える必要があったから。
100均の商品でまかなえる刺繍と違って初期投資がそれなりにかかるのだ。
専用のニードル・布・刺繍枠・ボンド・毛糸、ざっと計算して約8千円。
『ちょっとやってみたい』くらいの気持ちで払うにはちょっと躊躇するお値段。
とりあえず代用できそうな物は手持ちのアイテムを使うことにしよう。

用意した物

・ニードル
とにかくこれがなくては始まらないのでCLOVER(クローバー)のパンチニードル CL57-791を購入しました。約2千円。
木製ニードルの方がビジュアル的に断然良かったのですが4段階の高さ調節が出来る点と初心者向けという点でこちらをチョイス。
私、失敗したくないんで。

・専用布
布は目が格子状に織られている物を使用します。
クローバーから発売されている布は50×55cmで1,210円と高級品だったので他で探しまくって行き着いたのがAmazonのこちら
配達日が2〜3週間先ということだけ目を瞑れば67×50cmで704円とかなりお得です。

すっかり忘れた頃に中国から謎の荷物が郵便受けに入ってて結構焦った。
ちょっと前にニュースになってた植物の種かと思ったらお前かい。

・毛糸
糸は棒針表記で6~12号のストレートの毛糸を使用します。手芸屋さん以外だとダイソーの毛糸はかわいい色が多いです。

いざ

まずは小物から。職場で使うコースターが欲しかったので作ってみよう。
布に図案を写して刺繍枠にパッツパツに張った状態でセットします。
あとはニードルに毛糸を通してプスプスと刺していくだけ。

格子の目の中を狙う感じでグッと押し込み、引き上げた針先を滑らすように次の目へと進めていきます。

途中経過を裏面から見た状態。こんな感じで裏面は糸がループ状になっていきます。すべての面を塗りつぶすように刺していきます。

約30分程度で刺し終わりました。こちら表のステッチ面、フラットな仕上がり。

こちらが裏のループ面。もこっとした仕上がり。

ちなみにパンチニードルはどちらの面を使用してもいいのですが今回はループ面を使用しました。そのままでもOKですがハサミを使って表面をカットするとベルベット調になります。
周りの生地を2㎝ほど残して切り取って内側に縫い付け、その上からフェルト地をブランケットステッチで縫い付けて完成です。

さいごに

これから始めようかなと思っている人にいくつかポイントを。

・最初は絶対に専用布を使え!
・まずは曲線的なモチーフから
・布は枠ギリギリじゃなく余裕を持たせたサイズ感で!
・ループ面を使うなら目を詰めすぎないこと!

わたしはこれをしなかったので初日に「もうやめようかな」ってくらいの挫折感を味わいました。意気消沈し、数日間は道具を見るのも嫌でした。

特に専用布は必ず買うべきだと思います(最初のうちは)。
適当な布では全く糸が引っかからず、大きな穴が開いていくだけ。
初日の失敗を活かしてリベンジしたのが今回のコースター。
まだ2回目ですが上記を守ったらサクサクと仕上がりました。ついでに職場のデスク用にスマホ置きも作ってみました(サムネにある紫のそら豆)。

楽しくなってきたのでどんどんサイズを大きくして最終的には玄関マットくらいのサイズで作ろうと企んでいます。


【追記】
本当に玄関マット、作ってみました。
その時の作業も記事にしましたのでぜひどうぞ。

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