SOCK MONKEY

ポートランド発のハイセンスなソックスブランドとして当時自転車業界を席巻したThe Athleticのソックス。

その衝動は凄まじかったようで、たとえ毛玉だらけであろうが履き口のゴムが切れルーズソックスのようにずり下がっていようが履くのをやめない夫。思い入れは相当に強い。
しかしさすがにみすぼらしいのでもう捨てなよ、と告げるとそれはそれは大事そうに抱えてゴミ箱に向かうもなかなか手放さない。切ない顔をしてこちらを見てくる。
あ、これ、子供が捨て犬を元の場所に返しに行く時の顔だ。

私の母性「ぐぬぬ、、、」

ということで数匹いる子犬(靴下)の中から勝ち抜いたekidensocksの毛玉を丁寧に取り、ソックモンキーを製作しました。うむ、これなら手元に残しておいてもいいだろう。

こちらは背中側。背中側は完全体の足裏に尻尾がついただけなのでかなり靴下味が強い。
おそらくもっと厚手の生地でゆったりした履き心地のもので製作するとぬいぐるみ感は増しそう。

私はネットで「ソックモンキー 作り方」で検索しこちらのサイトを参考にさせていただきました。
本来はボタンで目をつけたり刺繍でまつ毛や口の表情をつけたりするようですが、なるべくekidensoxに手を加えたくなかったのでそのままのポテンシャルで勝負してもらいました。

頭の部分は爪先そのままの状態なので何か被せてあげたほうが絶対可愛いです。私はちょうど家にあったNewera×PORTERのキャップ型キーホルダーがピッタリサイズだったのでこちらを被せて。

元おじさんの靴下ということで通常のぬいぐるみのように頬擦りして愛でることははばかられますが可愛く作れて非常に満足しています。
ちなみにインスタの投稿にThe AtheleticをスタートさせたJeremydunnのタグを付けて投稿したところ奥方のJulieからコメント&DMを頂き、たいそう気に入ってもらえた様子だったのでとても嬉しい。

ソックモンキーのはじまり

ソックモンキーは世界大恐慌時代に貧困生活を余儀なくされたアメリカで、使い古されたレッドヒールソックスにぼろきれを詰めて縫い合わせたものを子供に与えたことから始まったと言われています。
ちなみにこちらがレッドヒールソックスを使って作られたもの。このカラーなら見たことある人も多いのでは?

©️amazon

年末年始にぜひ

これから本格的に大掃除を始めるシーズン、衣類の断捨離をされる方も多いと思います。
ミシンは使わないので針と糸と綿があれば簡単に作れます。

気に入っているけどもう履かないって靴下があればぜひ作ってみてはいかがでしょう?
ほら、お子さんの冬休みの自由研究とか。

あとたまたま見つけたこれ超かわいいんですけど!