Korea-Day2【聖水洞】

2日目がスタート。時差がないのでスッキリと起きられる。どんより雲が空を覆っていたが朝食を求めて外に出た。

韓国の地下鉄

韓国の地下鉄はラインごとに色分けされており、駅名も日本語が併記されている。NAVERマップが的確に最適ルートを教えてくれるのでそれに従って進めば日本の地下鉄と何も変わらずに利用できる。基本料金が一律1,250ウォン(約125円)と安いのでカードには少額ずつチャージするのが良さそうだ。車内ではアイドルが出演する国内企業のCMが流れていて意図せず現地ならではの体験ができた。

天井までつながるホームドア

車内の座席は火災を想定して布ではなくカッチカチのステンレス製になっていたり、ホームにガスマスクが設置されていたり危機管理意識の違いが感じられる。

トイレ事情

聖水駅で下車したところで夫が腹痛を訴えてきた。昨晩の激辛チキンのせいか?駅構内のトイレに吸い込まれて行った。

今回の旅で日本との文化の違いを一番感じたのがトイレ事情だった。
韓国内のほとんどのトイレは未だ下水のインフラ整備が間に合っておらず便器に紙を流すとすぐに詰まってしまうそう。そのため使用済みのトイレットペーパーは個室内に設置されたゴミ箱に捨てるのが一般的なのだ。ここ数年で流せるトイレも増えているそうだが今回私が利用したのはオールゴミ箱ダンクスタイル。
渡韓前に知識はあったものの実際その現場に出くわすと「ホントにここに捨てるの、、?」という葛藤と闘うことになった。30年以上水洗トイレで育ってきた身なので脳みそがバグっている。これが理性なのか。
しかし郷に入っては郷に従え。ハン・ソヒもTWICEもあんな顔してやってんだ!と自分を鼓舞して乗り越えた。

ベーグルブーム

よろよろとトイレから出てきた夫の姿に不安を感じつつも朝食のお店を目指す。

韓国行った人まじで全員立ち寄ってるであろうカフェonionをスルー

いま韓国ではベーグルがトレンドということでやって来たのは3大ベーグルショップのうちのひとつ、コキリベーグル。
ソウル市内に数店舗構える中でここが一番広くて席の心配が不要だ。テイクアウトしかやっていない店舗もあるので要注意。

ここのベーグルは店内にあるピザ窯で焼き上げるため外側がパリッとしているのが特徴だ。写真はテイクアウト用のベーグル。ちなみに韓国語でテイクアウト=「ポジャン」なので覚えておくとカフェとかで便利どす。

テイクアウトのレジとは別にイートイン専用のレジカウンターがあり、そこでオーダーするとベーグルに具を挟みサンドウィッチとして提供してくれるのだがこれがむっちむちの野菜シャッキシャキでおいしい!サイズはそこまで大きくないがベーグルの程よい弾力でしっかりお腹いっぱいになれる。ちなみにここのラテも妙にうまかった。

聖水洞エリア

聖水洞(ソンスドン)は元々印刷・靴などの製造業で栄えていたエリアだが今はその倉庫などをリノベーションしたカフェやショップが急増している。そのため古い整備工場が立ち並ぶ細い路地に突如イケイケショップが建っていたりと歴史がミックスされた街並みだ。

昼前には太陽も出始め真夏のような暑さ。以下訪れたショップなどをザザっと。


HOUSE BYは韓国ブランドでいま特に注目を集めるMatin Kimを扱うセレクトショップ。街中を歩いていても着ている若者が本当に多かった!こちらでは新作に加え、過去シーズンのセールアイテムも並べられていたりかなり見応えのあるボリューム。コーヒースタンドも併設されていた。


今年の3月にオープンしたばかりのTUNEはスニーカーを中心に扱うショップ。おそらくthisisneverthatのCEOが手がけてるのかと←なんせまだ情報が少ない。余談だがショップのオープニング時にファン・ミンヒョンが訪れているのをインスタで見て一般人とのスタイルの違いに度肝抜かれた。


セレクトショップやコスメブランドなどが集まる複合施設 LCDC SEOUL。朝早かったので見たかった雑貨屋がオープン前で見れなかったのが悔やまれる。1FのカフェEphemeraはテーブルとチェアが全部artekで統一されていて素敵だった。


シンプルなデザインで大人気のバッグブランド STAND OIL。写真では分かりづらいが、店の奥からバッグが続々と流れ出てきて目の前を通り過ぎまた裏へと流れていってしまうのだ。このレーンから外したらどうなるのか怖くて手に取れなかった。

オレンジ一色の空間で平衡感覚を失った中年

韓国のスタイリストが足繁く通うと言われているモード系ブランド中心のセレクトショップ EMPTY。こちらはMUSINSAの新しい事業で、日本のデザイナーズブランドやasicsのスニーカー展開が豊富だった。


PAN AMのFLAGSHIP STORE。見覚えのあるアメリカの航空会社パンアメリカン航空のブランドとロゴ使用の権利は別会社に引き継がれアパレルショップが運営されている。

ここで紹介した以外にも予算度外視って感じでハイブランド並みの空間作りがされているショップが多い。内装や什器などのこだわりがショップによってさまざまなので建築関係・インテリア関係の仕事の人は特に楽しめるエリアだと思う。

途中、第2波到来で青ざめる夫と駅のトイレに引き返したりしつつも次の目的地へ。次回はかなりオタク全開の記事になりそう。